中津城恒例イベント─春─ 中津城人間ひな飾り

第二回 中津城人間ひな飾り

  • 開催日
    平成24年3月3日(土)・4日(日)
    開催場所
    中津城天守閣前広場

    イベント内容

    3月3日(土曜日)/4日(日曜日)の両日、中津城天守閣前広場において、豪華な「第二回中津城 人間ひな飾り」をお披露目致します。
    今年も、お内裏様とおひな様役のカップルを一組ずつ計二組、新婚の中津市民の方から募集致します。
    「城下町中津のひなまつり」の大勢の人出で賑わう中、新婚の華やかな思い出をもう一つ増やしてみませんか。

    ※三人官女、五人囃子、随臣(右大臣・左大臣)、仕丁(台笠・沓台・立傘)役の方も募集致しております。
    ※当日、着付け等のお手伝いをして頂けるボランティアの方も募集致してります。一緒にイベントを盛り上げましょう。

    期間中の催し物

    ■国子姫持参のひな人形 特別展示
    2月13日~4月4日の間、中津城2階特設展示コーナーにて第6代中津藩主の奥平昌暢(おくだいらまさのぶ)公に嫁ぐ際、国子姫(芳蓮院)が持参した雛人形を飾ります。

    ■甘酒(100円)、ぜんざい(200円)販売(天守閣入城チケット持参の方は半額)
    ■中津城オリジナルグッズ・お守りの販売(グッズご購入でひなあられプレゼント)
    ■3月4日 12:30〜14:30 社団法人茶道裏千家淡交会ややま青年部による呈茶(300円)

  • 3月3日(土)

    第1回目
    12:10 開会式
    12:30 登壇
    12:40 第1回目披露・写真撮影
    12:45 園児合唱《東九州短大附属幼稚園》
    13:10 降壇
    第2回目
    13:30 登壇
    13:40 第2回目披露・写真撮影
    13:45 園児合唱《愛光保育園》・雅楽演奏
    14:10 降壇
    第3回目
    14:30 登壇
    14:40 第3回目披露・写真撮影
    14:45 園児合唱《沖代保育園》・雅楽演奏《中津雅楽会》
    15:10 降壇
    15:30 閉会式

    ※上記時間は予定です。都合により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
    ※悪天候により中止となる場合がございます。

    3月4日(日)

    第1回目
    12:10 開会式
    12:30 登壇
    12:40 第1回目披露・写真撮影
    12:45 琴・尺八演奏《生田流琴・都山流尺八》
    13:10 降壇
    第2回目
    13:30 登壇
    13:40 第2回目披露・写真撮影
    13:45 琴・尺八演奏《生田流琴・都山流尺八》
    14:10 降壇
    第3回目
    14:30 登壇
    14:40 第3回目披露・写真撮影
    14:45 一節切(ひとよぎり)演奏
    15:10 降壇
    15:30 閉会式

    ※上記時間は予定です。都合により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
    ※悪天候により中止となる場合がございます。

  • 人間ひな飾りにご出演いただける

    新婚のお内裏様とおひな様、募集中。 ※受付は終了しました。

    その他、三人官女・五人囃子・随身・仕丁の役柄、ボランティアスタッフも募集中。

    エントリー締め切り

    平成24年2月25日(土)
    参加者の皆さまには、謝礼と粗品をお渡しいたします。

    応募資格

    お内裏様とおひな様

    中津市民で、平成23年2月28日~平成24年3月4日の間にご結婚されたご夫婦、もしくはご結婚を予定されているお二人。

    その他の役柄

    中津市民、もしくは中津市にゆかりのある方、中津城が好きな方ならどなたでも歓迎致します。

    応募方法

    中津市内で配布しているチラシ裏面の応募用紙、または次のリンクから応募用紙をダウンロードして印刷し、以下の方法でご応募ください。

    第二回 中津城人間ひな飾り 応募用紙(834KB)

    お内裏様とおひな様

    応募用紙に必要事項を明記し、お二人の全身写真(※衣裳のサイズを調整するため)を同封の上、応募の宛先まで2月25日(土)必着でご送付ください。

    その他の役柄

    応募用紙に必要事項を明記し、お二人の全身写真(※衣裳のサイズを調整するため)を同封の上、応募の宛先まで2月25日(土)必着でご送付ください。

    着付け等ボランティアスタッフ

    応募用紙に必要事項を明記し、下記の宛先まで2月25日(土)必着でご送付、もしくはFAXしてください。

    応募の宛先

    〒871-0050
    大分県中津市二ノ丁本丸 第二回中津城 人間ひな飾り係
    TEL 0979-22-3651 FAX 0979-22-7853 担当/金尾(カナオ)

    ※何か不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
    ※ご記入いただいた個人情報は、選考の目的で利用いたします。第三者に無断で開示・提供することはありません。
  • 「城下町中津のひなまつり(開催期間2012年2月18日〜4月1日)」のメインイベントの一つとして、中津城(奥平家歴史資料館)では、3月3日(土)・4日(日)の両日、天守閣前広場に巨大なひな壇を設置して豪華な「第二回人間ひな飾り」を実施致しました。
    第十二代奥平家当主で、第六代中津藩主の奥平昌暢公に徳川御三卿の一つである一橋家から国子姫が嫁がれた時、宮中の衣裳を再現した有職雛(4月4日まで城内で特別展示)を持参されています。
    この事にちなんで、今年も「人間ひな飾り」のお内裏様とお雛様役のお二人は、中津市民の新婚のカップルから二組(3日、4日それぞれの担当)を公募致しました。
    また三人官女、五人囃子、随臣(右大臣・左大臣)、仕丁(台笠・沓台・立傘)役の十三名は、中津市にゆかりのある方から広く公募し、併せてボランティアスタッフの方々にもご協力頂きました。

    ─ 3月3日(土)─
    お昼からの本番に先立ち、OBS大分放送の情報番組「かぼすタイム」の取材が入り、
    この後、生放送で見たという多くの方が駆けつけてくださいました。
    初日は、晴天にも恵まれて高さ約6m、横幅約5mの巨大で豪華なひな壇を一目見ようと、
    中津市民の方はもちろん、県外からも多くの観客を集めました。
    初日のお内裏様とお雛様役は、昨年7月9日にご結婚された太神順一朗さん(25)・友紀さん(26)のご夫妻。「祖母に見せたら喜ぶと思って」と応募の動機を嬉しそうに話されていました。
    中津城人間ひな飾りの完成です。三人官女、五人囃子、随臣(右大臣・左大臣)、仕丁(台笠・沓台・立傘)役は、女子バレーの強豪で知られる東九州龍谷高校の生徒さんや、市内の中学生を中心に扮して頂きました。笛や太鼓、鏡台などのひな道具は実物を使用し、中には江戸時代から奥平家に伝わる由緒正しい品々も用いられています。また一部の衣裳は、東映株式会社様からのご厚意でお借りしています。
    ひな壇を前にした東九州短期大学付属幼稚園の23名の子供たちによる「うれしいひなまつり」の可愛らしい大合唱。手拍子を取りながらリズムよく一生懸命歌ってくれました。
    「勇気100%」に合わせて元気よくダンスを踊る愛光保育園の26名の子供たち。
    一体感のある動きに観客の皆さまからたくさんの拍手が湧いていました。
    ひな人形と同じぐらいに可愛い浴衣姿で、手話を交えながら「世界中の子供たちが」を合唱する沖代保育園の19名の子供たち。とても感動的でした。
    平安貴族を彷彿させる衣裳をまとった中津雅楽会7名の皆さまによる雅楽演奏。笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)の優美な音色が、豪華なひな飾りに華を添えてくれました。
    会場では、中津城オリジナルグッズや新婚のお内裏様とお雛様にあやかって良縁成就のお守りも販売。また奥平家秘伝のぜんざいと甘酒は、大好評でスタッフも驚くほどあっという間に売り切れました。

    ─ 3月4日(日)─

    2日目の準備のため早起きをしていたスタッフへ、まさに嬉しいニュースが届きました。
    初日の様子が大分合同新聞をはじめ、多くのメディアで取り上げられていたのです。
    2日目のお内裏様とお雛様役は、2月12日にご結婚されたばかりの高野剛さん(30)・由希さん(22)のご夫妻。まさに「お色直しのアンコール。」に相応しい新婚カップルのお二人です。
    2日目は、あいにく霧雨の中での開催となりましたが、集まって頂いた大勢の観客の皆さまは、傘を差しながら豪華なひな壇に魅入られていました。また、この日の左大臣役は、多くの生徒さんに協力して頂いている東九州龍谷高校の安部恭一校長先生が、自ら演じられました。生徒さんたちの少し緊張気味になった姿が、微笑ましかったです。
    霧雨のため急遽、ひな壇の横にある奥平神社の拝殿をお借りしての琴と尺八の演奏が行われました。生田流筝曲日本当道会18名、都山流尺八楽会4名の方々が奏でる「うれしいひなまつり」の風情ある音色に観客の皆さまは、うっとりと耳を傾けていました。
    地元の有志で構成された一節切(ひとよぎり)の会による、一節切(ひとよぎり)での「浜千鳥」「荒城の月」「うれしいひなまつり」の演奏が行われました。一節切(ひとよぎり)とは、尺八の前身ともいわれる楽器で、一節分の長さの竹で作られているのが名前の由来だそうです。中津藩に縁の深い解体新書で知られる前野良沢も奏者として知られています。再現が非常に困難と言われている音色に観客の皆さまは、興味津々な様子で聞き入られていました。

    2日目も、時間の変更はあったものの予定していた三回の登壇を、無事に済ませる事ができました。寒さに震えながら頑張って頂いた演者の方々のおかげです。豪華なひな壇を観に来た子供たちは、名残り惜しそうに会場を後にしていました。また来年の第三回中津城人間ひな飾りを楽しみにお待ちください。ご協力して頂いた全ての皆さま、本当にありがとうございました。

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