慶応義塾大学入学金給付奨学金制度

2012年慶応義塾大学入学金給付奨学金制度

  • 中津市が誇る郷土の偉人であり、最も有名な元奥平家中津藩士のひとりである福澤諭吉先生が創設した慶応義塾大学。あらためて言うまでもなく、国家の政財界をリードする多くの優秀な人材を輩出してきた、日本最高峰の大学の一つです。この日本を代表する大学の創設時期には、多くの中津藩出身者が福沢諭吉先生を補佐し、子弟も大きな志を抱いて東京の慶応義塾へと集いました。中津藩最後の藩主である奥平昌邁伯爵もその中の1人です。
    そこで私たち中津城は、慶応義塾大学の創設に大きく貢献した奥平家の業績を継ぐという意味でも、中津市在住で中津市内の高校に通う生徒を対象とした「慶応義塾大学入学金給付奨学金制度」を設立しました。
    そして、2012年度慶応義塾大学一般入試において見事に私学最高峰の難関を突破した2名の中津の子が、この奨学金制度を利用して塾生の一員となります。3月24日、上京を前にしたお二人と親御様、ご来賓の方々を中津城内大膳にお招きして奨学金の授与式を行いました。

    二人の奨学生には、奨学金と共にこのような授与証が渡されました。
    経済学部に入学する宇都宮 雅敬(うつのみや まさたか)さんと証書を読み上げる金尾城代。
    証書を受け取る文学部へ入学の糸井 茜(いとい あかね)さん。
    会場からは、大きな拍手が沸き起こりました。
    ご来賓の方々を代表して、中津市教育委員会教育長である北山一彦様の祝辞。
    奨学生への大きな期待を述べられました。
    中津の慶応義塾大学OB会である中津三田会より田中慶哉事務局長が出席され、
    若い後輩の誕生を喜ばれておりました。
    おっくんをはさんでの記念撮影。慶応義塾創設に多大な貢献をした奥平家(十五代昌邁公)のご先祖様として、おっくん(四代忠昌公)もいつもより嬉しそうです。
    慶応義塾の三藩として創立に貢献した、奥平家中津藩中津城の合格お守りを持つ奨学生の二人。
    後輩の慶応受験生にもご利益を!

    ■奨学生のコメント

    宇都宮 雅敬(うつのみや まさたか)さん
    慶応義塾大学経済学部入学 中津南高等学校、慶應アカデミー卒

    中津城主催の奨学金制度の存在を知った時は驚き、嬉しく感じました。やはり中津から関東の大学、特に私学である慶応義塾大学への進学にはお金がかかり、親に申し訳ないという思いもありましたから。奨学金授与式では、関係者の皆さまからたくさんのお祝いと励ましの言葉を頂き、あらためて感謝の気持ちで一杯です。将来は、自分の夢である国際公務員を目指して、海外で活躍できるような人材となり、また、郷里である中津には、教育の分野で貢献していけるようになりたいと思っています。これから慶応義塾大学を目指す中津の後輩たちには、妥協せず、自分の意志をとにかく貫いて前進していってほしいですね。

    糸井 茜(いとい あかね)さん
    慶応義塾大学文学部入学 中津南高等学校卒

    慶応義塾大学出身の先輩からお話をうかがう機会があり、その時とても刺激を受けた事が、志望するきっかけになりました。今年、慶応義塾大学に合格できた事、多くの皆さまからのお祝いの言葉、そして奨学金を頂けた事で、大きな喜びとありがたい気持ちが胸にあふれています。こんなにも大勢の皆様に見守られていた事を知って、本当に感激しました。将来は、得意な英語を活かせる仕事に就いて国際的に活躍したいと思っています。そして私が慶応義塾大学を目指すきっかけを頂いた先輩のように、自分も後輩たちの刺激になるような人物になりたいです。慶応義塾大学を目指す中津の後輩たちには最後まであきらめず、頑張ってほしいです。努力すれば必ず結果が付いてくる事を私自身が目の当たりにしましたから。


    奨学金授与式の様子が、各新聞社に取り上げられました。

    読売新聞 2012年3月25日
    毎日新聞 2012年3月27日
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